【幼馴染との恋】忘れられなかった私と、素直になれなかった彼の話

なっちゃん

なっちゃん
年代:20代
地域:東京都

幼なじみの存在

正直、作ろうと思えばいつでもできたのだと思います。

仲良くしている男友達もたくさんいて、知り合いも多く、ありがたいことに交際を申し込んでくれる人も少なからずいました。

それでも私が彼氏を作らなかったのは、ある人が原因です。

高校生の時、私は関西から引っ越してきたのですが、それまでずっと仲良くしていた幼なじみがいました。

二つ上の、男の子です。

ですが淡い恋物語のようなものではなくて、喧嘩もするし、生意気なことも言い合う、男同士のような関係でした。

それもこれも、男っぽい私の性格のせいだと思います。

密かに恋心を抱いていた私とは裏腹に、その人は私のことを全く女の子扱いせず、知らない間に彼女も作っていました。

いい加減嫌気がさしたタイミングで、私は父の転勤についていくことになりました。

これをいいきっかけにすれば良かったのですが、そうしてもなお、次の恋に踏み込めない自分がいたのです。

予期せぬ再会

大学の女の子の友達がバイトを始めたと聞いたので、遊びに行きました。

そこはカフェが併設された本屋だったのですが、なんとそこに、あの幼なじみがいました。

しかも客ではなく、店員として働いていたのです。

心底驚いて問いただすと、単身で引っ越してきたと言いました。

理由を聞いてもよくわからなかったのですが、とにかく今はこっちに住んでいるようでした。

呆気に取られると同時に、私の心はすごく喜んでいました。

認めたくはないけど、やっぱり自分はこの人のことが好きなんだと、改めて実感した出来事です。

10代の頃とは違って私も多少は女らしくなっているつもりでいたので、もしかしたらチャンスがあるのかもしれないと期待するようになったのもこの頃です。

フラれて忘れようと思った

ところが彼には、交際している彼女がいました。

こちらに引っ越してからできた恋人らしいのですが、私の気持ちもつゆ知らず、関西人はモテるのだと自慢すらしていました。

私はなぜこんな人が好きなんだろうと、夜泣きながら何度も考えました。

思うに、彼はとにかく優しかったのです。

地元にいた時、彼は何度も私を助けてくれました。

クラスで仲間外れにされることがあって一緒に帰る人がいなくなったとき、偶然のふりをしていつも校門に立っていてくれました。

私の両親が離婚した時、黙ってそばにいてくれました。

私が心から涙しているとき、近くにいつも彼がいたのです。

このままでは前に進めないと気付いた私は、とにかく気持ちを伝えることに決めました。

彼女がいるのはわかっていましたが、ちゃんと断りの言葉を聞きたかったのです。

突然すぎる私の気持ちを聞いた彼は、見たことがないくらい申し訳なさそうな顔をしていました。

断られることを覚悟していたら次の瞬間、彼の口から信じられない言葉が出ました。

俺も好きだった、と言うのです。

告白しておきながら、私はその発言に怒りました。

恋人を何人も作っておいて、なぜそんなことを言うのか理解ができなかったからです。

彼は私の怒りを受け止めたあと、今の彼女とは別れるから少し待っていてほしいと言いました。

何だか浮気相手にでもなった気分であまり喜べない私がいましたが、彼は能天気に笑っていました。

その後しばらくして、私は彼と付き合うことになりました。

彼の本音を聞いて、優しくなれた

彼が途切れなく彼女を作っていたのは、彼なりの優しさだったと聞きました。

ろくでもない自分を好きにならないように、彼が私に対して張っていた予防線だったそうです。

彼が自分自身をそれほど卑下するということに納得がいきませんでしたが、とにかく彼はずっと私のことを想っていてくれたようでした。

それを証拠に、彼は昔のどんなに小さなことでも覚えていました。

私がふとしたことで泣くと必ず慰めてくれますし、喧嘩しても必ず先に謝ってくれます。

こんなにわがままで気の強い私のことをわかってくれるのは、やっぱり彼だけなんだろうと思います。

他の人とお付き合いしても、おそらく続いていなかったことでしょう。

それに気付かせてくれた彼の存在は、悔しいけれどとても大切なものです。

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